医療機関や介護施設などで活躍している正看護師と准看護師は、医師の診察や治療の補助だけでなく、患者さんのケアも行っています。
専門的な知識が必要になるので指定された学校に通い、試験に合格することで正看護師や准看護師として働けます。
正看護師は高校を卒業して看護科のある短期大学や専門学校、四年制大学などで専門知識を学び、毎年実施される国家試験に合格することで資格を取得できます。
正看護師は国家資格の位置付けで、厚生労働大臣から発行される資格です。
准看護師は、中学校や高校を卒業して准看護師の養成所を2年間か、高等学校衛生看護科を3年間通って試験に合格すると准看護師になれます。
正看護師と比べて学校に通う期間も短く、最短で17歳から働き始めることができるのが特徴です。
働きながら学校に通うこともでき、学費も安いのが魅力でもあります。
准看護師から正看護師にキャリアアップを目指す場合には全日制や定時制の学校に通うか、実務経験が7年以上あれば通信講座などで資格を取得できる仕組みです。
仕事内容はどちらも医師のサポートや患者さんのケアが中心ですが、准看護師の場合は医師か看護師の指示に従って動きます。
准看護師も正看護師と同じように医療行為をすることはできるのですが、自分の勝手な判断で動くのは禁止されています。
また、1990年代から正看護師の一本化も進められ、准看護師の平均年齢が上がっているのが現状です。
新規の准看護師の養成が打ち切られている都道府県もあり、その動きが全国に広まると予想されています。
ここでは正看護師と准看護師の違いについて説明しましたが、双方のメリット・デメリットについては、こちらの比較サイトを御覧ください。